CO2排出量の削減

CO2排出量の削減

気候変動対策の一環として、CO2をはじめとする温室効果ガスの排出量削減を重要な環境課題として認識し、環境負荷の低減に取組んでおります。

目標

CO2排出量を2020年度対比 原単位※1で50%削減することを目標に掲げ、省エネルギー機器の導入、再生可能エネルギーの利用、店舗運営の見直しを進めております。

目標 :2030年度までに2020年度対比 原単位※1で50%削減
2020年度 実績 :135,687 t-CO2※2
2022年度 実績 :123,753 t-CO2※2

※1:売上高百万円あたりの排出量
※2:国内グループ会社のスコープ1、2

取組み

再生可能エネルギー利用の推進

CO2排出量の削減に向けて、セントラルキッチン含むすべての主要工場で再生可能エネルギーの利用を推進しております。
グループのマーチャンダイジングを統括するコロワイドMDの「神奈川」「長浜」の両セントラルキッチン、水産加工を担う「静岡」「三保」、“宮のたれ”を製造する「栃木」の各工場では、2023年初頭までに屋上型太陽光パネルの設置を完了、再生可能エネルギーの自家消費を開始いたしました。

省エネルギーの推進

省エネルギーへの取組み

店舗におけるCO2排出量削減に向けた取組みとして、グループ全店の店内照明をLED化、新店オープンや店舗改装を機に省エネ型エアコンに換装するなど、節電効果に優れた環境負荷の少ない設備の導入、更新を進めております。
また、神奈川セントラルキッチン(CK)にエネルギーマネジメントシステム(EMS)を新規導入。
電力・ガスなどのエネルギー使用量やCO2排出量の可視化、工場内の温度や湿度等を計測・制御する機能を持つEMSにより、神奈川CKでは使用エネルギーを最適化、環境負荷の軽減を推進しております。

ドライアイス使用量の削減

商品配送時に使用してきた保冷用ドライアイス。これらを保冷シッパーや保冷剤に切り替えることでCO2の削減を進めております。これらの切り替えにより、ドライアイスの使用量を2019年度対比で約86%削減。引き続きこの取組みを継続してまいります。

自然冷媒の使用

強力な温室効果ガスの一つである特定フロン。地球温暖化防止のためにその排出の抑制、削減に取組む必要があります。また、フロン排出が原因とされるオゾン層破壊、地上に降り注ぐ紫外線量の増大による生態系への悪影響の緩和も重要な課題です。コロワイドグループでは、冷媒設備の定期点検によるフロン漏えいのリスク低減に努めるとともに、自然冷媒への転換を通じて、この問題に積極的に対処しております。現在、長浜セントラルキッチン、静岡工場の冷媒施設では、フロンに代えて自然冷媒(NH2/CO2)を使用。消費電力の低減と温室効果ガスの排出削減により、環境負荷を減らす取組みを進めております。

自然冷媒の使用

配送頻度の見直し

物流に伴う環境負荷を低減するために、店舗への配送休止日を設け配送頻度の最適化を行っております。また、メーカー様の協力のもと共同配送の仕組みを都度見直し、原料調達の面からも配送の最適化を推進しております。

配送頻度の見直し